こちらのタンカはネパールのタンカショップ「Artistic gallery studio」から直接お届けします。10日〜2週間で日本のご自宅までお届けできます。
文殊菩薩
もんじゅぼさつ
(マンジュシュリー)
文殊菩薩は超越的な智恵の菩薩です。彼は観音菩薩と金剛塔とともに、釈迦牟尼仏と大盧遮那仏を含む如来の家族を守ります。
聖典によると、文殊菩薩は巡礼のために中国からネパールにやって来ました。当時、カトマンズ渓谷は大きな湖でした。
伝説によると、文殊菩薩は湖の中心にある蓮の花から強い光が発しているのを見て、炎の剣で峡谷を切り裂いて湖の水を抜きました。
それ以来、人々はカトマンズ渓谷に住むことができるようになり、蓮の花が定住する場所に壮大なスワヤンブナート仏塔が建てられました。
文殊菩薩にはさまざまな表現があり、いくつかの現れもあります。
このタンカ絵画では、彼はオレンジ色または黄色の肌を持つ美しい若い王子として最も一般的な形で描かれています。
文殊菩薩は右手に炎の剣を持っています。これは、無知を破壊し、超越的な知恵でそれを変容させる比喩的な武器です(火は変容の象徴です)。
彼の左手は心臓の前に置かれ、知恵と知性の実現と完成を表す般若波羅蜜経を記した蓮の茎を持っています。
■サイズ(縦×横):48×33cm(外枠を入れない絵のサイズです)
■生産国:ネパール
※タンカのみの販売です。額はついていません。
<タンカの製作者について>
このタンカの製作者はネパールのラメチャップ出身のラマ タシさん。1965年生まれ。
如来や菩薩を描いた仏画はチベットネパールの伝統美術で『タンカ(Thanka)』と呼ばれます。
熟練したタンカ絵師が長い時間をかけて丁寧に描いています。
絵具は鉱物性顔料(※1)と合成顔料のポスターカラーを使っています。
また金の発色は24金から作られた金泥(※2)が使われています。
※1鉱物性顔料―天然鉱石を砕いて作られた絵具。
天然ものなので他の色味をもつ鉱物が若干混ざっており、そのため独特な色合いと深みを持っています。
日本では日本画の画材「岩絵の具」と呼ばれ、古くは古墳時代の遺跡にも見られます。
代表的な色と鉱石は、青−琉璃(ラピスラズリ)、緑−孔雀石(マラカイト)、赤−辰砂(シンナバー)など。
※2金泥(きんでい)―純金の粉を膠(にかわ)の液で泥のように溶かしたもの
タンカの価格は、緻密さや全体のバランスなど絵師の熟練度によっても決まりますが、
一般的に、高価なタンカはより多くの鉱物性顔料と、24金から作られた金泥が使われています。
●ネパールの「アーティスティックギャラリースタジオ」から直送するタンカの配送方法は【ヤマト宅配便】を選んでください。
(実際はヤマトの宅配便ではなく「EMS」などでお送りします。運賃は無料になります)
※ネパールから直送されるものについては代金引換えはご利用いただけません。また配送の希望日もご指定できません。宜しくお願い致します。