ナーマサンギーティ文殊[タンカS]

ナーマサンギティ文殊



文殊は智慧を司る菩薩として、日本をはじめ中国、朝鮮半島、インド、ネパールを含むアジア全般に様々な伝統と共に幅広い信仰を集め、これに基づき観世音菩薩ほどではないにしろ、多様な姿形が現存しています。

ネパールの仏教寺院や博物館に現存し、ネパールで広く親しまれている文殊菩薩の一面十二臂(ひ)の「ナーマサンギーティ文殊」。

8世紀の初めに成立したとされる「ナーマサンギーティ」という経典から「ナーマサンギーティ文殊」は発展したといわれています。

ナーマサンギーティ文殊の身体の色は白。

瞑想中(の半開き)の眼で、微笑し、12本の腕があり6つの印相を結んでいます。

参考文献:
スダン・シャキャ著『「ナーマサンギーティ文殊」の図像と典拠についての一考察』          

■サイズ(縦×横):290×230mm
■生産国:ネパール
※タンカのみの販売です。額はついていません。



如来や菩薩を描いた仏画はチベットネパールの伝統美術で『タンカ(Thanka)』と呼ばれます。
熟練したタンカ絵師が長い時間をかけて丁寧に描いています。

絵具は鉱物性顔料(※1)と合成顔料のポスターカラーを使っています。
また金の発色は24金から作られた金泥(※2)が使われています。
※1鉱物性顔料―天然鉱石を砕いて作られた絵具。
  天然ものなので他の色味をもつ鉱物が若干混ざっており、そのため独特な色合いと深みを持っています。
  日本では日本画の画材「岩絵の具」と呼ばれ、古くは古墳時代の遺跡にも見られます。
  代表的な色と鉱石は、青−琉璃(ラピスラズリ)、緑−孔雀石(マラカイト)、赤−辰砂(シンナバー)など。
※2金泥(きんでい)―純金の粉を膠(にかわ)の液で泥のように溶かしたもの

タンカの価格は、緻密さや全体のバランスなど絵師の熟練度によっても決まりますが、
一般的に、高価なタンカはより多くの鉱物性顔料と、24金から作られた金泥が使われています。

型番 SK015