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彩雲の店長です。上海万博のネパール館でタンカと出会い、一目で魅了されました。これをきっかけにして神様仏様に関連する彩雲ショップをやることに決めました。よろしくお願いします。

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荼枳尼(だきに/ダーキーニーライオンヘッド)[タンカSS]

荼枳尼
だきに(ダーキーニーライオンヘッド)


恐ろしい女神たちの代表が瑜伽女(ヨーギニー)と荼枳尼(ダーキニー)です。多くは美しい女性の顔で描かれますが、このダーキニーはライオンの顔をもち、Lion headed Motherとよばれています。 

ダーキニーは元来は、インド神話の女神であるカーリー女神の侍女でしたが、カーリーがシヴァの妃となった後、ダーキニーたちもシヴァをとりまく女神と考えられました。彼女らは血の奉献を望み、人肉を食う恐ろしい存在です。ダーキニーは空を飛ぶことが出来るので「空行母(くうぎょうも)」ともよばれています。

身体の色は青色。人間の死体の上に乗り、右手に肉を切る取るためのカルトリ刀を振り上げて、左手に頭蓋骨杯を持ち、カトヴァーンガ棒を左肘と左肩で支え、頭蓋骨をつらねた首飾りを身につけています。

日本では稲荷信仰と結びつき、豊川稲荷などの神社では「荼枳尼天」として、まつられています。そのような荼枳尼天は、おおくの場合白色のキツネに乗り天女のような優しい姿をしています。

■サイズ(縦×横):260×205mm
■生産国:ネパール
※タンカのみの販売です。額はついていません。










如来や菩薩を描いた仏画はチベットネパールの伝統美術で『タンカ(Thanka)』と呼ばれます。
熟練したタンカ絵師が長い時間をかけて丁寧に描いています。

絵具は鉱物性顔料(※1)と合成顔料のポスターカラーを使っています。
また金の発色は24金から作られた金泥(※2)が使われています。
※1鉱物性顔料―天然鉱石を砕いて作られた絵具。
  天然ものなので他の色味をもつ鉱物が若干混ざっており、そのため独特な色合いと深みを持っています。
  日本では日本画の画材「岩絵の具」と呼ばれ、古くは古墳時代の遺跡にも見られます。
  代表的な色と鉱石は、青−琉璃(ラピスラズリ)、緑−孔雀石(マラカイト)、赤−辰砂(シンナバー)など。
※2金泥(きんでい)―純金の粉を膠(にかわ)の液で泥のように溶かしたもの

タンカの価格は、緻密さや全体のバランスなど絵師の熟練度によっても決まりますが、
一般的に、高価なタンカはより多くの鉱物性顔料と、24金から作られた金泥が使われています。

型番 thangkaSS009